【DaVinci Resolve】光る輪郭のエフェクトで近未来的な表現をしよう!

こんにちは,masART STUDIOのカワグチです。今回は Blackmagic Design 社の DaVinci Resolve を使用して,輪郭を光らせるエフェクトの作成方法をご紹介します。



今回ご紹介する Tips は,Fusion ページにて 2 つのツールを追加するだけで簡単に近未来的な表現ができるものとなっています。ぜひ最後までご覧ください。

タイムラインとノードの構成について

タイムラインの構成

今回作成する動画のタイムラインとノード構成を簡単にご紹介します。エディットページには,V1 トラックに動画素材,V2 トラックに調整クリップを配置します。調整クリップにて Fusion の設定をおこなっているため,調整クリップをコピーアンドペーストすることで,他の動画素材にも輪郭を光らせるエフェクトを適用できます。

Fusion の設定(調整クリップ)

こちらは調整クリップの Fusion の設定となります。「エッジ検出」ツールで動画素材の輪郭の検出をおこない,「Glow」ツールで検出した輪郭をネオン管のように光らせて MediaOut へ出力するシンプルな構成となっています。

動画素材の配置

動画素材の配置

それでは,はじめていきたいと思います。エディットページを開いて,メディアプールより任意の動画素材をタイムラインに配置します。今回は,サンプルとして 10 秒程にカットしました。

調整クリップの作成

調整クリップの作成

つぎに,調整クリップを作成します。エディットページの「エフェクトライブラリ」から「エフェクト」を展開して,「調整クリップ」をタイムラインにドラッグ・アンド・ドロップします。クリップの長さは動画素材に合わせておきます。

Fusion ページに移動

「 Fusion ページで開く」を選択

作成した調整クリップを右クリックして,コンテキストメニューより「 Fusion ページで開く」を選択して,Fusion ページに移動します。

to Grid の確認

「 to Grid 」にチェックが入っていることを確認

Fusion ページに移動したら ,ノードエディタを右クリックします。コンテキストメニューに「 Arrange Tools 」とういう項目があるので,そのなかの「 to Grid 」にチェックが入っていることを確認してください。

「 to Grid 」にチェックを入れておくと,配置したツールがグリッドに吸着するため見た目がキレイになるのでおすすめします。

「エッジ検出」ツールの配置と設定

「エッジ検出」ツールの検索

「エッジ検出」ツールをノードエディタに配置します。[ shift ] + [スペース]を押下すると,ツール検索ウインドウが表示されます。「 MediaIn1 」が選択された状態で,ツール検索ウインドウより「エッジ検出」ツールを検索してください。

「エッジ検出」ツールの設定

「エッジ検出」ツールがノードエディタに追加されたら,「 MediaIn1 」の Output と「エッジ検出1」の Source,「エッジ検出1」の Output と「 MediaOut1 」の Input が接続されていることを確認して,「エッジ検出1」のインスペクタを開きます。

Controls のモードを「グレースケールエッジ」に,ビューワを確認しながら,しきい値,スムース,明るさの設定をおこないます。

「Glow」ツールの配置と設定

「 Glow 」ツールの検索

続きまして,「 Glow 」ツールをノードエディタに配置します。「エッジ検出 1」が選択された状態で,ツール検索ウインドウより「 Glow 」ツールを検索してください。

「 Glow 」ツールの設定

「 Glow 」ツールがノードエディタに追加されたら,「エッジ検出1」の Output と「 Glow1 」の Input,「 Glow1 」の Output と「 MediaOut1 」の Input が接続されていることを確認して,「 Glow1 」のインスペクタを開きます。

Controls より 「 Lock X/Y 」のチェックを外して X Glow Size および Y Glow Size を設定します。横方向に画面が流れる動画の場合,好みにもよりますが,光も横方向に広がるようにするといい塩梅になるかと思います。Glow の設定値はビューワを確認しながら設定してください。

光の色調もここで設定できます。Color Scale セクションを展開してください。ここでは,黄金色に設定しました(キーフレームを打って,時間とともに色を変化させることもできます)。

仕上がりの確認

合成モードを「スクリーン」に設定

エディットページに戻って,調整クリップのインスペクタを開きます。ビデオタブの中ほどにある「合成」を展開して,合成モードを「スクリーン」に設定してください。不透明度はビューワを確認しながら調整します。

調整クリップにメリハリをつける

クリップ全体に輪郭が光るエフェクトを適用すると,少々しつこく感じることがあります。その場合は,調整クリップを分割してメリハリをつけるとよいでしょう。[ Command ] + [ B ] (Windows の方は [ Ctrl ] + [B])で,再生ヘッドのある位置でブレードを入れることができます。調整クリップが選択されていることを確認して,リズミカルに分割してください。

以上が,輪郭を光らせて近未来的な表現をするエフェクトのご紹介でした。最後までご覧頂きありがとうございます。

エフェクトの適用前と適用後

今回ご紹介したエフェクトを適用した動画から,スチル書き出したサンプル画像です。

近所のお祭り(お囃子や掛け声に合わせて ON / OFF を切り替えると効果的)
銀座の夜景(ハイテク近未来都市のようになりました)