【Photoshop】話題の新機能「風景ミサキー」を使ってみた!

皆さま,こんにちは。masART STUDIO のカワグチです。今回は,先日の Adobe MAX で発表された Adobe Photoshop 2022 の新機能「風景ミキサー」をご紹介します。未だベータ版ですが町中の風景写真に,木を生やしたり,雪景色にしたり,今まで数時間掛かっていた作業が数分で完了!皆さまも試してみませんか。



風景ミキサーの適用方法

ニューラルフィルターを選択

Photoshop 起動し,風景ミキサーを適応したい画像を開きます(ここでは川崎駅周辺の写真を開きました)。画像が開いたら,メニューより [フィルター] > [ニューラルフィルター] を選択します。

風景ミキサーを選択

ニューラルフィルター画面が表示されたら,「ベータ」セクション内の「風景ミキサー」をONにします。

プリセットから任意の画像を選択

プリセットから任意の風景スタイルを選択します。選択した風景スタイルが適用され,川崎のビル群が森林のようになりました。

風景ミキサーはプリセットの画像だけでなく,自分が撮影した写真も風景スタイルとしてあてることもできます。自分が撮影した写真を適用したい場合は「カスタム」タブに切り替えてください。

風景ミキサーの適用例

以下に,風景ミキサーの適用例をご紹介します。風景スタイルを選択して「OK」ボタンを押下して数十秒,Adobe Sensei が良い塩梅に別の画像と組み合わせたり,季節や時間帯を変更してくれます。

プリセットの森林画像を適用して,川崎駅前に木を生やした例。人類が都市を放棄して4〜5年後にはこのような感じなっていそうですね。
プリセットの雪山を適用して,川崎を雪と氷で凍結した例。寒さでビルも崩壊しかけているように見えます。
風景スタイルはプリセットだけでなく,手持ちの写真を使用することもできます。こちらは,月の写真を適用した例。空の部分を手直しする必要がありますが,夜景のようになりました。
「風景ミキサー」を適用したあと,同じニューラルフィルターの「スタイルの適用」からフランシス・ピカビア風の画像スタイルをあてた例。もちろん,自分の作品を画像スタイルに使用することもできます。

今まで数時間掛かっていた作業が数分で完了するため,時間に開放され何度もやり直すことができるようになりました。また,フィルターを組み合わせることで,表現の幅もぐんと広がります。まさに『心、おどる、デジタル』。「風景ミキサー」は,楽しく,ワクワクする新機能です。皆さまも,ぜひ使ってみてください。

最後まで,ご覧頂きありがとうございました。